Wards Worse@不定域イデアル研究所

数学&物理学の専門書のレビュー

『四元数と八元数』 培風館 J.H. コンウェイ (著) D.A. スミス (著) 山田 修司 (翻訳) 

四元数と八元数―幾何、算術、そして対称性
 
一意分解可能な虚2次体の類数は、散在型有限単純群モンスターの線形表現の次数と、2次形式? みたいな関係式が成り立つのに気づく。
四元数から八元数に拡張していくと、可換体が非可換になり、結合律の公理が外れていく。
"Theoritical"  というより "Theological" な数学が広がる独特な一冊です。